快速マリンライナー。車両は223系。先頭車両は2階建ての指定席及びグリーン車です。
瀬戸大橋を渡り、いよいよ四国に上陸です。
坂出駅で下車。ここで予約しておいたレンタカーに乗り換え、うどん屋巡りに出発です。
先ず向かったのは、「水曜どうでしょう」イチオシの店。釜玉発祥の地「山越うどん」。
釜玉の小。
実は釜玉は初めてなんだけど、これは美味い!!正にうどんのカルボナーラ。生卵のおかげでのどごしが気持ちいい。
二軒目はレンタカー屋さんで紹介された「なかむらうどん」。細い路地の奥にある店…っていうか、まんま人ん家といった佇まい。本当にうどん屋か?
ん・ここってもしかして、どうでしょうの藤村Dのウラ話で言ってた店?
小屋の入口。この中でうどん茹でてます。ここから入ってうどんを注文して、受け取ったら別棟で頂きます。
冷たいの小。
山越さんより柔らか目のうどんは優しく、でも決してコシがないということはありません。
山越でも感じたんですが、コシのある=ゴツゴツしたうどん・では無いんですね。のどごしが良い柔らかさなのにコシがあるんです。
かみさん曰く「うどんはのどごしを楽しむもの」なるほどねえ。
三軒目は「日の出製麺所」。名前の通り製麺工場です。昼の一時間だけできたてうどんを食べさせてくれます。
中はこんな感じ。うどんを注文して、器に入ったうどんを受け取ったら卓上のダシをかけて頂きます。卓上にはタッパーウェアに入った釜玉用の生卵や天ぷらがあり、取ったら精算時に自己申告して支払うというおおらかさ。そして
セルフサービスのネギ。ハサミで自分で刻みます。
こういうのを食文化って言うんだろうな。美味いというのが前提にあるから余計なサービスがなくても(ネギまで自分で刻むんだもん)誰も文句は言わない。結果、安価で済む(三軒回って1,000円しないんだよ)。
なかむらうどんは、昔はネギは客が畑から掘ってきたそうです(!)。変にブランド化されることなく、アトラクションのような接客がブランドを支えてるってのが実に興味深かったです。
もう数件回りたいのですが、早めに松山に向かいたいのでうどん巡りはこれで終了。後ろ髪引かれるおもいでレンタカーを返却して駅へ戻ります。
実はこの日は青春18きっぷを使ってません。早めに松山に向かうため、特急「いしづち」に乗車します。
さすが特急、快適です。そしてこの車両、ディーゼルのくせに早い早い。
実はこの車両、振り子式(wikipedia)なんですね。カーブを飛行機のようにバンクかけながら走り抜けていきます。
途中、瀬戸内海沿いを走ります。
JR松山駅に到着。なかなか渋くて立派な駅舎です。
ここから市電に乗り換えて道後温泉を目指します。
伊予鉄道 松山市内線乗り場。レトロな電車がやって来ました。
車内も実にレトロ。降車ボタンもこうですよ。
途中で珍しい、電車同士の平面交差がありました。
道後温泉駅。坊っちゃん列車がすれ違いで待ってました。
ホテルで荷物を解いて、道後温泉に向かいます。国の重要文化財、経済産業省の近代化産業遺産に認定された建物は実に渋い建物です。あれだね、「千と千尋の神隠し」の世界観だね。
浴衣と2階の大広間で休憩できる入浴券を購入しました。
風呂入って浴衣に着替えたら、二階の大広間でくつろげます。お茶と茶菓もついてました。
ビルが立ち並ぶ街の中に道後温泉本館の建物は建ってます。離れて見てみるととても不思議な風景ですね。
夕食は道後温泉本館傍の居酒屋で。
じゃこカツ。魚のすり身に衣をまぶしてあげたもの。これが実に美味しかった。この辺りの名物なのかなあ。
店を出たら、雲の切れ間から月が顔を出してました。