WinFF の iPod (4:3) 変換の FFmpeg オプションを覗いてみると、以下のようになってました。
-r 29.97 -vcodec xvid -s 640x480 -aspect 4:3 -maxrate 1500k -b 1250k -qmin 3 -qmax 5 -bufsize 4096 -mbd 2 -flags +4mv+trell -aic 2 -cmp 2 -subcmp 2 -g 300 -acodec aac -ar 48000 -ab 80k -ac 2
ここで気になったのは -s 640x480 の行。video iPod のディスプレイは 320 x 240 。つまり、不要に大きい動画に変換されることになります。
iPod でしか動画を見ないなら、-s 320x240 に変更してファイルサイズを抑えることができます。
但し、iPod の動画を iTunes や外部出力で動画を視る場合は、変更しない方がよいでしょうね。
ちなみにとある動画を 640 x 480 と 320 x 240 でそれぞれ変換してサイズを比較すると
640 x 480 :
230.2MB 320 x 240 :
92.5MB でした。
ついでに他のオプションも調べてみました。
-r : フレームレート (fps) の指定。 29.97
-vcodec : ビデオコーデックを設定。設定しない場合は入力ファイルと同じコーデックを使用する。 xvid
-aspect : 画像のアスペクト比 (縦横比) の設定。 4:3
-maxrate : 最大ビデオビットレートの設定 (kbit/秒)。 1500k
-b : 動画部分のビットレートをkbit/秒単位で設定(default = 200 kb/s)。 1250k
-qmin : 動画全体の量子化係数の最小値を設定する 3
-qmax : 動画全体の量子化係数の最大値を設定する 5
-bufsize : 4096
-mbd : マクロブロックのモードを決定 : Default = 0
0 = FF_MB_DECISION_SIMPLE:内部変数 mb_cmp を使用します(画質低)
1 = FF_MB_DECISION_BITS:必要に応じて最小ビットを選びます
2 = FF_MB_DECISION_RD:レートの歪曲収差から割り当てる(画質高)
-flags +4mv+trell
-aic 2
-cmp 2
-subcmp 2
-g 300
-acodec : オーディオコーデック aac
-ar : オーディオサンプリング周波数 48000
-ab : オーディオビットレート(kb/s) 80k
-ac : オーディオチャンネル数 2
動画変換は奥が深く、凝りだしたらきりがありません。