
去年の5月に日帰り入湯で行った、那須元湯の北温泉。次は是非とも泊まりで訪れたい…と、ずーっと思ってました。
今年の夏休みを利用して行ってみることにしました。かみさんと娘も誘ったのですが「こわいからやだ…」と拒否。久々の一人旅です。
昼頃自宅を出発。3時前には駐車場に到着。ちょうど旅館に荷物を搬入するところでした。

ああいう乗り物で運搬してたのですね。同じ道を歩いて下って行きます。
途中、日帰り温泉客でしょうか、何人かの家族連れとすれ違います。前回訪れた時より緑が生い茂っていて、最後のカーブを曲がらないと建物が見えませんでした。

無事到着。なんとなく夕立がきそうな、怪しい感じの空模様です。

前回来た時と変わらない、まさに時が止まったかのような館内。
入って右側の帳場でチェックインを済ませて、部屋に案内してもらいます。

手をかざせば届いてしまうほど天井が低く、階段も迷路のよう。

「安政の間」。丁度「天狗の湯」へと続く廊下の、一番手前側の部屋でした。引き戸を開けると踏み込みもなくいきなり6畳一間の部屋。鍵はちゃんとかかります。

部屋は決して暗くはありません。障子の向こう側はちょっと傷んでたりするけど、ちゃんと掃除された感じで嫌な古さはあまり感じません。独りで過ごすには充分、充分。
小さいコタツのうえにはお茶のセット。浴衣とタオルが一本に歯ブラシ。あとは空の冷蔵庫と液晶テレビ。テレビは一時間100円の有料です。

反対側。押入れに入った布団は自分で敷きます。
それでは荷物を下ろして、早速お風呂に向かいましょう。先ずは帳場の前を通って右に曲がり、階段を降りて食事処の前を通り過ぎ、「河原の湯」に向かいます。

突き当たりの休息所の左が男湯。脱衣所を出ると、余笹川の砂防ダムからほど近い場所にありました。

お湯は結構熱め。川の反対側からお湯がどばどば投入されてます。

戻る途中、食事処の隣に昭和の間の建物があるのでパチリ。安政の間と違って昭和の間は至って普通の旅館っぽい佇まいです。

部屋に戻るのに休息室の前を通ったら誰かいる…

ティティ。たしか結構な歳だったはず。
続いて前回訪れたとき入った天狗の湯。北温泉といえばやはり天狗の湯です。

帳場で「石鹸やシャンプーを使っていいお風呂はどれですか?」と聞いたところ「相の湯と天狗の湯」との事。天狗の湯で石鹸使うのはどうだろう。相の湯に行ってみよう。

帳場の前を右に向かって階段を降り、サンダルに履き替えて表にある相の湯に向かいます。

相の湯の建物は、丁度泳ぎ湯の縁にあって、脱衣所を兼ねてます。こちらで体を洗うことに。

ところが、僕が入って後から、泳ぎ湯で遊んでた人たちが水着着用のまま相の湯へ。すっぽんぽんは僕のみという、何とも身の置きようのない妙な状況になってしまいました。ここはもう開き直るしかない・とシャンプーしちゃぃましたけど。
因みに北温泉旅館、シャワーはおろかカランのあるお風呂は一切ありません。ですので洗面器でお湯をすくって流すことになります。流れる泡で湯船のお湯を汚さないように、気を使いながらの洗髪でした。

部屋に戻ってしばらくすると、やはり雨が降ってきました。おかげで涼しくなりました。
夕食は18時からということなので、ぼちぼち食事処の亀の間に向かいましょう。一度ロビーの方に向かうと

この子はモモ。いつも外で遊び歩いとるとか。この子にあったのはこれっきりでした。
再び帳場の前を通って右折、亀の間に向かいます。

古民家の大広間といった感じの建物。冬にや囲炉裏に火が入るのでしょうか。いろんな古いオブジェがあって実にいい雰囲気の空間です。
家族連れやグループ旅行でそこそこ賑わってたなかで、一人客は僕を含めて4人もいました。皆癒やしを求めてここへ来るのでしょうか。

食事の内容。品数は豊富。ただ冷めてます。仕方ないよね。でも御飯は美味しい。どこの米だろう。
館内を眺めつつお酒をちびちびやりながら、この贅沢な時間を愉しみました。

携帯はDoCoMo SoftBankどちらも圏外。でもWiFiが使えるのでメールのやりとりは出来ます。食事の後もう一度天狗の湯に入った後は、ロビーのソファーで娘にメールしたり、備え付けの漫画(テルマエ・ロマエあった)を読んで過ごしました。

そろそろ寝ます。おやすみなさい。
posted by kurry at 23:29|
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